のっけから失礼します
「のっけから失礼します」
三浦しをん先生の作品は、小説しか読んでいなかったのですが、カドブンフェアの文庫版で長年エッセイを書かれていることを初めて知り購入。
きらきらした作品が多かったので勝手に三浦先生像を作り上げていた自分としてはかなりキャラの違いに驚かされました。まじで勝手な話ですが笑
本編は笑ったー!という印象。
家からあまり出ない?小説家の方が、なんでこんなに面白おかしい日常を送れるのだろう。友達も家族も面白い人が多くて羨ましい。笑
多少の盛り表現はあるのかもしれないけど、所々の( )のツッコミとかに時代とオタクを感じました。
あわせて推しへの情熱がほとばしっていました。私もオタクなのでよくわかります・・・
この人面白い人だったんだ・・・!?
上記の通り作品しか読んだことがなかったのですが、ラノベっぽいのもかけるし、切ない文学風のものもかけるし、とても器用な人という印象だったけど、おもしろオタク風のお姉さんという印象になりました。(失礼)
同じ独身として結婚に対するサバサバしている感性について詳しく知りたい・・・私も年を経ればそういう考えになるのかしら。
エピソードとしては、特に弱腰ダース・ベイダーでめちゃくちゃ笑った
弱腰の意味もダース・ベイダーの意味も秀逸すぎませんか・・・
あとは近松門左衛門のことをもんもんって読んでるのが、可愛い。もんもんも、三浦先生もかわいい。
量的にもとても読み応えのあるエッセイなので、通勤の時にちまちま読んでも良かったなと思った。なんかすごく元気になれそう。
でも多分、朝井先生のエッセイと同じで、「笑ってはいけない通勤電車」と化すとは思うけど。笑
三浦先生の小説はあと何冊か積んでしまっているけど、読み終わったらこちら以外のエッセイを読んでみようかなと思いました。
のっけから〜の原稿がたまったら続編も楽しみにしています。